2016KCCカップレース  2016.5.15

 

まだ朝露の残るハーバーに声が響く。おはようございます!と挨拶を交わしながら、一日の準備が始まる。

大量のビールを見た人が「今日は何があるんですか?」と尋ねる。
「今日はKCCのOB・OG・現役が集う親善レースとパーティーがあるんです。交友のある学連の方々も参加します!」そう応える声は少し誇らしい。

「何杯参加するのですか?」「16杯です」「OB会のレースにそんなに集まるのは、珍しいんじゃないですかねぇ」
こんなやり取りの間にも本部艇の出航準備は進む。

マークが膨らまされ、フラッグポールが積み込まれる。鏡の様な水面の油壺を出れば、

皐月晴れの相模湾に白いセールがちらほらと見える。

夜を徹して行われた初島レースのフィニッシュラインが撤収されるのと入れ替わりに、KCCフェスティバルのレースのスタートラインが設置された。

 

飯田君

大きなKCC旗を掲げる本部艇コルバッチに次々と参加艇が近づき出艇申告をする。
10:00のスタート、風はNE~NNE 6mくらい、アビームの風を受けて16杯がスタートラインに近づく。

号砲(実はエアーホーン)が鳴り、フラッグが降ろされる。

スタート〇

オールフェアー!艇団の下手からブルーリボンとタキヨンがジャストスタート、それをトリマランのエボリューションが追いかける。
最初のマーク(小網代沖ブイ)までは近い。良い風に乗って次々と参加艇が回航してスピンを揚げる。

2フェスティバル

スピンには少々きつめの角度でブローチングする艇もある。

スピン・ジェネーカー・メイン&ジブ等、様々なセール展開の集団が三崎港口の釜根ブイに向かう。

2レース

順風の速い展開で、最後尾と先頭艇がすれ違う。まだ30分と経ってない。
風は少し北に回って強くなり、NNE~N 7mくらい。力強いセーリングが続く。

re-su

先頭艇がフィニッシュラインを横切り、再びホーンが鳴らされる。続々と帰って来る参加艇からは、ラインを切るやカンビールを開ける音が響いている。

遠く江の島方面には沢山のセールが見えている。五月の海は今も昔も我々の海なのでした。 【84年卒 堀川譲二】

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KCCフェスティバル パーティー&KCCカップ表彰式

昨年に続きレースに嬉しい風が吹き各艇快走、 その余韻もさめやらぬままに

14時 AOra.にてパーティーが始まりました。

15艇 計71名の方たちがご参加くださいました。

乾杯

久しぶりに海に来たという方の嬉しそうな顔、いつしか学生時代の顔に見えてくる先輩・後輩、学連の仲間たち、

初めての方達との大切な出会い、いつも傍にいて支えてくれる爽やかな桜工・ネオパトスの学生達。

げすと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テラス

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八丈

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npok

 

様々な表情を見せいくつもの場面を展開させながら、楽しい時間はあっという間に過ぎて行きました。

KCCカップの成績発表・表彰は一艇一艇やんややんやの歓声の中、笑顔があふれます(詳細は下記の通りです)。

guest

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そして今回のレースにご協力くださったコミッティーボート浅野様、撮影艇から記録動画を撮影してくださった二松様からもご挨拶を戴きました。誠に有難うございました。

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また、今年も4艇の出艇により、フェスティバルを盛り上げて下さった日大OBの皆さまにも、ここに改めて御礼を申し上げます。

パーティー

ますます賑やかな歓談の後、若き血の斉唱、ネオパトスと桜工へのエール、そして大集合写真撮影。

海風が涼しく夕刻を告げる頃、名残を惜しみつつお開きとなりました。

桜工現役

後片付けを手伝って下さったご参加の皆さま、いつも有難う桜工の学生さんたちとKCC現役、撤収のご協力に感謝申し上げます。

 

皆さまの帰路はどんなだったでしょうか?

海の上での時間、そこに集った人々とのひと時。

いらして下さった皆様に、心からの御礼を申し上げます。

至らぬことも多く、次回への課題も少なくない催しでしたが、改善への礎させて戴きたいと思います。

また来年!小網代沖で パーティー会場で お会い出来ることを楽しみにしております。

いっそう

学生外洋帆走部の存続、隆盛をKCC・OB会一同 心より願いつつ

 

レース結果

第1位 KCC69年卒中谷OB乗艇の「TACHYON」

第2位 新田肇オーナー率いる外洋レース艇「TREKKEE」

第3位 KCC72~78年卒共同所有艇の「BlueRibbon」。

第4位 KCCカップ2014優勝艇でKCC76年卒吉田艇長の「CENTURY FAST GP」

第5位 KCC72年卒岩田OB所有艇の「サーファス」

第6位 東京都市大OBが多数参加のレースチーム「HAYATE」

第7位 KCC81年卒須山OB艇長の、日本では珍しいトリマラン艇「EvolusionⅣ」

第8位 日大理工系ヨット部OB山下艇長の「LEATICIAⅢ」

第9位 KCC62年卒成田OBが艇長、ハッチャーグループと縁の深い「VaccantcheskiiⅣ」

第10位 KCC現役艇「NeoPathos」

第11位 3年連続出場の日大理工系ヨット部OB本間艇長の「FUGA」

第12位 今年は現役を実戦指導しながらの参加、日大理工系ヨット部OB林艇長の「八丈Ⅵ」

第13位 KCC80年卒共同所有艇の「Pacific Boys」

第14位 KCC81年卒二見OB所有艇の「そよかぜ」

第15位 KCC73年卒亀岡OB艇長の「AOLELEⅨ」

第16位 平均年齢73歳のKCC66~67年卒共同所有艇「Hacher」

np

【広報 本田京子】