1982年卒 宇佐見さんが会計担当に。 よろしくお願いいたします!
会計 宇佐見政弘 1982年卒:
最近滅法海から遠ざかっておりましたが、春のKCCフェスティバル、秋の総会、
マルコポーロでの舟遊び等でクラブの皆さんにお会いするのを楽しませて頂いて
おります。
今般、会計担当を仰せつかりまして、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いと考えて
おります。また海でお会いしましょう♪
宜しくお願い致します。
1982年卒 宇佐見さんが会計担当に。 よろしくお願いいたします!
会計 宇佐見政弘 1982年卒:
最近滅法海から遠ざかっておりましたが、春のKCCフェスティバル、秋の総会、
マルコポーロでの舟遊び等でクラブの皆さんにお会いするのを楽しませて頂いて
おります。
今般、会計担当を仰せつかりまして、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いと考えて
おります。また海でお会いしましょう♪
宜しくお願い致します。
東地中海からエーゲ海へ:2013年夏「鬼っ子丸グループ」のトルコ巡航
1970年卒 大野拓司
エーゲ海の「碧さ」をどう表現したらいいだろうか。「透き通るような」といった形容ではモノ足りない。それは、あたかも「あお」の色素が水中に凝縮されて溶け込んでいるかのようである。すくってペットボトルにでも入れれば、「あお」がそのままボトルに閉じ込められて「トルコ石」の塊ができるのではという気にさえしてくる。すごく綺麗だ。
この一帯は、陸地だけでなく海底にまで白い大理石の岩盤がのびているからで、そこに降りそそぐ太陽の紫外線が反射して、あの魅惑的な碧い海が出現するのだという。「地中海の不思議」を解説する本に、そう書いてあった。そうしたら、理系の友人いわく、「ああ、あれね。地中海は碧いけど、いわば『海の砂漠』なの。周りが岩だらけの禿山が多くて、海にはプランクトンが少ないから魚があまりいないし、海草も育たない。だから日本の海のように磯臭さがしなかっただろう?」と。
確かに、そうかもしれないけど、なんだか身も蓋もない言い種じゃあないか。
やっぱり行ってよかった。船、海、風、波。そして文明興亡の歴史・・・。ぼくたち「鬼っ子丸グループ」をコアにした6人は、この夏(2013年8月)、トルコ南西部の東地中海・エーゲ海でのクルージングを堪能してきた。加えて、古代ギリシャの遺跡が残るクシャダス周辺やアジアとヨーロッパをつなぐ都イスタンブールなど陸上観光の魅力もたっぷり楽しめた2週間だった。ヨットはこれまでと同様にチャーターで、世界各地に拠点を持つSunsailを使った。43ftだった.
このクラスだと、チャーター料はベアーで1週間が約50万円。クルーは、各自の負担を考えれば最低5人はいたほうがいいし、船内での寝泊りも含めた居住性を考慮すれば7、8人までなら問題なさそう。今回のメンバーは、シュウチョウ北川(1968年卒)、伊藤英二(70年卒)、樫田善太郎(同)、大野拓司(同)、ブッシュ吉川(72年卒)、アントニウス和田(77年卒)。もともとは、計画段階から熱心だったチンパン服部(68年卒)も加わっての計7人のはずであったが、成田出発の直前に体調を崩してしまい、断念。しかし、「後方支援隊長」を自任して東京でサポートに回ってくれたのは心強かった。
あれを食いたい、これも食いたい。そこに行きたい、あそこにも。そうこうしているうちに体力は衰え、気力も萎え、おまけに財布まで細ってしまうのが人の世の常とか。であるなら、できる時にまずは踏み出してみよう。というわけで、鬼っ子丸グループは、これまでに南太平洋のニューカレドニア(1998年)やタヒチ(2007年)を皮切りに、アンダマン海へとつづくマラッカ海峡北端に近いマレーシア・ランカウィ(2009年)、さらに2011年からは舞台を地中海へと舵をきり、ギリシャのイオニア海、翌年はイタリア・ティレニア海、今回の東地中海・エーゲ海クルージングとなった。ヨットは現地でチャーターする。途中からの参加も離脱も自由。無理はしない。この三原則でやってきた。小生(大野)はランカウィとトルコに参加しただけだが、事故もなく楽しく乗り切れたのは仲間たちによる下調べ、交渉、手配、臨機応変な対応が支えていたからにほかならない。
海あればこそ、ヨットあればこそ、そして何よりも仲間あればこそのクルージング・ライフだ。そのことを改めてかみしめたトルコの旅であった。
で、来年は? 「マヨルカ島を目指そう」という話が持ち上がっている。地中海の魅力に憑りつかれたら、なかなか抜け出せないのだと言われているらしい。
2013・11・15記
KCCフェスティバル2013
今回は2013年5月18日に開催しましたKCCフェスティバルについて報告したいと思います。そもそもKCCフェスティバルとは、KCC関係艇によるヨットレースであるKCCカップとレース後のパーティーを合わせたイベントの総称です。今年は、日本学生外洋帆走連盟所属の明治学院大学ヨット部や、OBの方々のご尽力によりOB艇以外の紹介艇からご参加頂くことになり、イベントとしてグレードアップすることができました。
それでは簡単ではありますが、まずはKCCカップの模様から報告をはじめたいと思います。
今回のレースは、小網代湾口(実際にはそこから0.5マイルほど沖)スタートライン→小網代赤白ブイ→城ヶ島沖の釜根ブイ→小網代赤白ブイ→小網代湾口フィニッシュラインの全4マイル強のコース設定で行いました。
南風が20knt前後、波高1.5m程度と、草レースとしてしてはシビアな海況の中、予定時刻11時30分から30分程度遅れたものの、オールフェアでスタートしました。ちなみに、スタートが遅れた理由としましては、帆走指示書ではスタート海面を小網代湾口という記載していたにも関わらず、風上スタートに拘る余り、湾口より大幅に沖よりにスタート海面を設定したことにより、参加艇の海上エントリーが遅れてしまったためです。
前回優勝艇シャークが事前の予想通り、スタートから終止ラインオーナーとしてノーミスでトップフィニッシュ。続いて、事前合宿するなど今回のKCCカップ奪取のために並々ならぬ気持ちで望んだ辰巳OB前OB会会長率いるOB艇ブルーリボンが僅差の着順2位。そして、セールメーカーの吉川OBと蝦名オーナーのダブルハンドで参加するアレキサンドラが、経験の違いと大型艇の帆走性能を発揮し、堂々の着順3位。さらに続くのは、明治学院大学ヨット部所有艇フルードリス、慶應体育会ヨット部出身オリンピックセーラーの石井正行さん率いるランカ、こちらも慶應体育会ヨット部OB柴崎達夫オーナー及び前オリンピック代表監督小松一憲さん率いるステラVと全て招待艇となりました。その後、伊藤先生も乗艇したKCC現役艇ネオパトス、岩田OB所有のサーファス、兼藤OB会会長及び島OB会副会長率いるKCC80年卒共同所有艇のパシフィックボーイズ、馬渡元OB会長及び大澤マルコポーロ船長をはじめとするKCC66〜67年卒共同所有艇のハッチャー、樫田OB及び伊藤OBをはじめとするKCC68〜70年卒共同所有艇の鬼っ子丸が無事フィニッシュを果たしました。その他、松崎OB所有艇シエスタからは、レース前日にエンジントラブルのためリタイアとなってしまいましたが、シングルハンドながら事前エントリーを頂いておりました。
KCCカップ終了後のパーティーでは、パーティ会場であるAOra(ABS所有イベントスペース)にて100名近い参加者が集い、レースの思い出を語り合い、大いに盛り上がることができました。
レーティングを加味したKCCカップの最終結果は、下図の通り、ヨットレースの戦略面を知り尽くしたランカが、初出場ながら堂々の優勝を果たし、KCCカップ(オリジナルラット)とスポンサーである川崎塗装よりコンパウンド一年分を手にしました。
今年のKCCフェスティバルを振り返ってみますと、毎年開催しているイベントであるにも関わらず非常に新鮮な体験ができたと感じております。今回のレースでKCC外部の招待艇が上位を占めたことが、KCC現役艇やOB艇のヨット熱に火を付けることができたと思います。それが、KCCカップのヨットレースとしての質の向上や、KCCフェスティバル参加者の増加に繋がっていくものと期待しています。来年以降のKCCフェイスティバルでも新鮮な体験ができるように運営体制も強化していきますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2013年KCCフェスティバル運営委員長
虫賀(KCC2002年卒)
【2013年KCCカップ参加艇と成績】
順位 |
着順 |
艇名 |
艇種 |
艇長 |
属性 |
ホームポート |
1 |
5 |
RANKA | Wagstaff30 | 小林 誠 |
招待艇 |
油壺 |
2 |
2 |
Blue Ribbon | Seam31 | 辰巳 豊 |
OB所有艇 |
油壺 |
3 |
1 |
SHARK X | Vite 31 | 関根 照久 |
招待艇 |
シーボ二ア |
4 |
4 |
Fleur de lis | Seam31 | 佐瀬 和宏 |
招待艇 |
諸磯 |
5 |
3 |
アレキサンドラ | Benetau First 40.7 | 蛯名 毅 |
招待艇 |
小網代 |
6 |
8 |
サーファス | Beneteau Oceanis 350 | 岩田 祐士 |
OB所有艇 |
京急マリーナ |
7 |
9 |
Pacific Boys | Dufour32 | 島 信一 |
OB所有艇 |
油壺 |
8 |
10 |
Hacher | Island Paket 32 | 須賀 光一郎 |
OB所有艇 |
小網代 |
9 |
7 |
Neo Pathos | Cyebell 325 | 檜森 拓実 |
現役艇 |
諸磯 |
10 |
6 |
ステラⅤ | Hanse400 | 柴崎 達夫 |
招待艇 |
諸磯 |
11 |
11 |
鬼っ子丸 | Hanse 345 | 樫田 善太郎 |
OB所有艇 |
油壺 |
12 |
DNS |
SIESTA | Yamaha WS 28 | 松崎 健 |
OB所有艇 |
諸磯 |
「2013 IFDSブラインドセーリング世界選手権」に参加して」 1976年卒 千葉 操 今年5月24日から6月1日にまでの約10日間、シーボニアで開催された上記レースに参加しました。 期間中、1日だけ強風で中止になった他は好天に恵まれ、全15レースを消化しました。 結果から申し上げると、私が参加した「エオリア」チームはB-1クラスで4位(3位と同点・1位の回数の違いで)で、 メダルを逃しました。 【下記リンク参照】 http://2013blindworldsyc.com/race_result/Final.pdf
私がブラインドセーリングと関わりを持つようになったのは、2011年の秋に30年来のお付き合いを させていただいている、竹内誠氏からのお誘いがきっかけです。竹内さんは1947年生まれの青山学院 ヨット部卒で、レース艇「カラス」の初代スキッパーをしていた方です。 最初は私が「シークラウンⅢ」で活動していた時に助っ人で乗艇して頂き、それ以来お付き合いです。 ブラインドのお二方、宇田川敏男氏(63)及び内村千文氏(53)はヨット歴4年そこそこですが、ヨットで 海に出ることが大好きで、レースになると素晴らしい集中力をお持ちになっており、一緒に乗艇していて教えるよりも こちらが教えてもらうことが多かったようにも思えます。 昨年5月のブラインド全日本選手権があったのですが私は「沖縄レース」に参加したため、辞退せざるを 得ませんでした。結果は5位、世界選手権には、上位3位までのチームが参加という決まりだったのですが、 海外からの参加数が予想より少なくなったため、開催国特権ということで3チームが追加参加となりました。 ブラインド セーリングのレースでは、2人の視覚障害者(ブラインド)と2人の晴眼者(サイテッド)の4名が 乗り組んで、協力してヨットを操ります。ブラインドの2人はヘルムスとメインセールのトリムを担当し、 サイテッドクルージブセールの調整メインのアウトホール、カニンガム等と、サイテッドスキッパーが眼になり、 声で周囲の状況をブラインドに伝えたり操船の指示を出し、安全を確保します。スキッパーは一切手が出せません。 私のポジションはサイテッドクルーです。KCCの1年生でディンギーのクルーの際してたこととほとんど同じ作業を しています。 因みにスピンネーカーは使用しません。フリーの走りは基本的には観音開きです。 今回のワールドではJ-24を使用して行われ、B1クラス(全盲)、B2クラス(光覚手動)、B3クラス (弱視)の3つのカテゴリークラスに分けて行われました。 振り返ってみて、60歳を過ぎ実質4日間で15レースは大変きつかった。1日4レースの日もあり途中レーデイが 1日あったため助かりました。昨年暮れ、ワールド参加が決まり、年明けからほとんど毎週土曜練習をした成果もあり 何とか恥ずかしくない結果に終わりました。一部KCC関係者の方々も応援に駆けつけていただき、大変心強く感じた 次第です。この場をお借りして、御礼申し上げます。
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