KCC for OB

慶応クルージングクラブOB会

Month: 10月 2013

海の安全の日

11月3日(日) 《海の安全の日》を現役が開催します

詳細は下記URLをご覧ください

http://keio-cruising-club.jp/

 

 

2013年度 KCC総会のお知らせ

     2013年度KCC総会のお知らせ
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 OBの皆様には お元気でご活躍のこととお慶び申し上げます
さて 秋の風が吹き 海ではセーリング日和り・・丘では総会の季節となりました
卒年幹事会・KCC現役 OB会総会を下記の通り開催致します
どうぞ同期の方等 お誘い合わせの上 奮って御参加下さい
お待ちしています
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日程:11月16日
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス
    南校舎5階 457教室(下記案内図 ⑥南校舎)
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13:30~14:00 卒年幹事会

14:15~15:15 現役総会

15:30~16:30 OB総会

17:30~19:30   懇親会・・懇親会のみのご参加も歓迎です

            場所 キリンシティー田町 050-5796-2285

                    東京都港区芝5-27-10 サンシャイン5ビル2F

            会費 5000円(飲み放題付き)

 準備の都合上 11月9日(土)までに 事務局 上保宛にuwabo@nifty.com 

 下記内容の返信をよろしくお願い致します

  総会に  ご出席

       ご欠席

  懇親会に ご出席

       ご欠席

  お名前

  卒業年度

  近況

キャンパスマップ

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36年ぶりの相模湾横断

36年ぶりの相模湾横断

―真鶴航海記―

森田栄一(1978年卒)

2013年8月14日火曜日10時、坂の上から眺める油壺湾はいつもの静かな佇まい、何時見てもここからの風景には癒されます。夏休みの今日はPacific Boys2に乗って、真鶴への2days cruising。私にとっては36年振りの相模湾横断です。メンバーは81年卒の岩崎・安良城・仰木、そして岩崎の会社の同僚の肥田野氏と、78年卒の私森田の5名。Pacific Boys2は81年卒のメンバーの所有艇で私は居候です。身分は最上級生、でも態度は最下級クルーの謙虚な態度を心掛けております。

始まりは同期で、理事である外山からの二年振りの電話でした。あまりに久し振りだったので悪い知らせかと思い電話に出ると、「どうせ暇してんでしょ、今度のKCC Cupに出なさい、船はPacific Boys2にでも乗せて貰って」という強引な電話。逆らうと大変な事になるので、止む無く参加しました。

大学卒業後8年程は転勤地の広島で船に乗っていました。その後は極めて平均的なサラリーマンとして、休日といえば子供の相手・休日出勤・接待ゴルフと雑用に追われ、全く海とは縁の無い生活でした。

でもやはり海に来ると目覚めてしまいますね。深い緑の両岸に挟まれた静かな油壺湾から出港し、東大臨海実験所の岬を廻った時に見える沖の白波、心震えました。やっぱり還る場所は此処しか無いと。それ以来月に二回位のペースでPacific Boys2のご厄介になっています。

11時出港。沖に出ると、南の風、風速5メーター。ガスっているので伊豆半島は見えませんが、迷ナビゲーター安良城の「真鶴は270度位でしょう」との指示で、その方位に向かいます。本当に着くか?写真は左から仰木、私、迷ナビゲーター安良城。

森田

まだ出港したばかりですが、他にする事もなく、当然の様にビールで乾杯。別名「居酒屋岩崎」の異名を誇るPacific Boys2。シェフ岩崎が、早速お得意の胡瓜の塩漬けを作ります。生姜が利いて実に旨い。鰹の刺身やら、烏賊げその生姜炒めやら、次々出てくる料理に舌鼓を打ち、馬鹿話に興じている内に、3時無事に真鶴入港。写真真ん中は下準備に余念の無い岩崎シェフ、他は怠け者の二人。

森田2

そもそも何故真鶴かと言えば、お土産物屋の店先で、七輪で干物を焼きながら飲み、酒屋の店内で美味しい日本酒を飲むのが目的との事。全員上場企業の社員であるメンバーの行動とはとても思われませんが、迷わずお土産物屋に直行。

まずはアジの干物から始めます。「この店は芸能人が多数来るんよ」というオバちゃんの自慢話を聴きながら、アジ・カマスの干物を食べまくり、ビールを飲みまくり、でもまだ陽は高く、今日の宴会は何時まで続くのか?写真は左から肥田野氏、仰木、岩崎。肥田野氏、既に撃沈!

森田3

次に訪問した地元の酒屋さん。好きな日本酒の一升瓶を購入し、缶詰やら乾き物で一杯やるスタイル。お酒は富山の銘酒「立山」を購入。酒屋のオバちゃんとは真鶴在住のカナダのヨット乗りの話題で盛り上がりました。写真は左から仰木、安良城。仰木撃沈!

森田4

その後船に全員で戻り、身体の整備のために近くの旅館でお風呂を借りました。お風呂に入り一段落した後は、船の甲板で一杯、また一杯。寝静まった港に響く、中年?老年?ヨットマン達の雄叫び。迷惑な雄叫びは夜更けまで延々と続きました。写真は港内から見た真鶴港の入港灯。やっぱり夜の灯台は良いですね。

森田灯台

翌日は早く東京に帰って孫と一緒に一日を有効に使うという安良城お爺ちゃんが5時前からごそごそ始めたので、5時前には出港。昨日と同じく南の風、風速5メーター、昨日よりかなりガスがかかっている。出港して間もなく、美しい朝日を拝めました。全員黙礼

森田朝日

帰途ではケンケンに挑戦。事前にいろいろと研究した結果、右舷からは表層狙いの飛行板を、左舷からは中層狙いの潜行板を流す。ちらちらと後方を気にしながら油壺に向かっていると、飛行板に何かがHIT。マグロか真鰹かと夢は拡がります。BUT、上げてみればいつものシイラ。釣れる魚は36年前と変わらなかった。トホホ。写真は私と可哀想なシイラ君。

森田7

可哀想なシイラ君は岩崎シェフの手にかかり、すぐに生姜焼きに変身し、我々の胃袋に納まりました。

森田8

そうこうしている内に、10時には帰港。楽しい、楽しい真鶴クルージングでした。「Pacific Boys2のメンバー、乗せてくれてありがとう。いつも感謝してるよ!」

これを読んでいるOB・OGの皆様の中に、海と縁のなくなった方が多数いらっしゃると思います。私もそうでした。でも久し振りに海に還って、改めて海の素晴らしさを思い出しました。煩わしい仕事、家族の問題、将来への不安、この年になるといろいろありますが、一瞬全て忘れました。太陽が沈む時の凪いだ夏の黄昏はもちろん、冬の荒れる海、重い風、黒く険しい波、あれが全て私の原点だと思い出しました。海の素晴らしさをより多くの人に、再び味わって頂きたいと思います。

拙い文に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

マルコポーロ乗船記

2013年10月5日

 

マルコポーロ乗船記

77年卒 和田順一

 

10月に入ってグズつき気味の天気が続いていたが、今朝も雨音で目が覚めた。

年一回のKCC OB会マルコポーロ懇親会の日だが、まあキャビンは快適なので多少の雨は問題無い。最悪土砂降りになったらサザンの胸熱ポンチョのお披露目をしようなんてことを考えながら、鬼っ子丸地中海遠征報告会のリハーサルをやる。

今年はお台場から乗船する。

11時30分ゆりかもめの青海駅に到着。

北北西4.3m/s 気温18℃ 湿度93%。傘をさすほどではないが、霧雨が降っている。

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02年卒の虫賀運営委員長が、水上バスの待合室で現役の3年檜森君、2年遠藤君、1年宮本君と進行の打ち合わせをしている

準備のために早めに来たけど、特にやることもなく、地中海報告会のアンチョコをネタに現役諸君に世界史のクイズ問題を出す。78年卒本田さん親子到着。

12時過ぎにマルコポーロが青海桟橋に接舷。

12時半より受付開始。OBおよびゲストのみなさん悪天候にも関わらず、続々到着。

福井先生は御夫婦でのご参加。

62年卒の成田さん、63年卒片桐さん、清水さん以下総勢54名のうち70年卒樫田さんファミリーがお孫さん含め14名と平均年齢引き下げに貢献。

トルコのことを色々教えていただいたUNIDOのゲレゲンさんは奥様と二人のお子さんとで参加。

今年は妙齢の美女が多かったとのもっぱらの噂。

それはさておき、美味しい洋食のビュッフェにワイン、ウィスキー、ジン、大吟醸、焼酎等。ビールは当然エビスとプレミアムモルツ!眺めているだけですっかり酔ってしまいました。

13時過ぎに予定より少し遅れて出港。

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船はパレットタウン桟橋を離れ、昨年2月に開通した東京ゲートブリッジを目指す。

この橋は荒川河口にかかっているものとばかり思っていたが、実は若洲と中央防波堤外側埋立地(お台場の南の埋立地)を結んでいるのだねということを初めて認識。

先月決まったばかりの2020年東京オリンピックでヨットハーバーになるという中央防波堤の水路を城南島方向へ抜けたあとマルコポーロは北上する。

とその時、天王洲方面から帆船日本丸が南下して来るのに遭遇。すかさず転針して並走する。マルコポーロの女性が手を振ると、日本丸のクルーも手を振る。男性が手を振ると、みなさん出港作業で忙しそうにする。

停泊中の帆船を見る機会はあるが、動いているのをこんなに間近に見るのは初めてで、みなさんしばし大感激。

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船はお台場海浜公園前からレインボーブリッジを抜けて、もとの青海の桟橋に近づいたところで、先ずは現役の夏クル報告会。今年は諸磯→下田→新島→大島→諸磯を虫賀、

檜森、遠藤の三名で無事六日間走りきったとのことで、心なしか檜森主将がたくましくなったような気がする

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次に鬼っ子丸地中海遠征報告会。69年卒北川さん、70年卒伊藤さん、樫田さん、大野さん、72年卒吉川さんと私の六名で南トルコ沿岸の地中海とエーゲ海を

八日間で約170マイルを走ったこととクレオパトラの浴場などを報告

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15時になり、船が桟橋に接舷し下船の時間となりました。

毎年採算度外視で船を出してくれる66年卒大澤船長ご夫妻、主催者KCC OB会会長の80年卒兼藤さん並びに今日の準備と進行をしてくれた虫賀実行委員長と本田さん、現役のみなさん楽しかったです。ありがとうございました。

このOB会定例行事とKCC現役の活動が末永く続くことを願いつつ、来年はもっとたくさんのOB諸氏のマルコポーロご参加をよろしくお願いします。

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