地中海から瀬戸内海へのクルージング
《地中海編 乗艇者 * 北川清(69)、樫田善太郎(70)、伊藤英二(70)、吉川誠一(72)、鈴木春仁(72)》
鬼っ子丸メンバーを中心にした海外クルージンググループはこのところ毎年地中海でのクルージングを重ねておりますが、今年は7月初旬にスペインのマジョルカ島へ行きました。
今年も碧い海と現地の料理を堪能。マジョルカ島は欧州の観光客(特にドイツ人)で賑わう一大観光地ですので、停泊料金も我々の47フィートで大体100~110ユーロ(約15000円)と、これまでの他の地域に比べるとやや割り高ですが、どの港も近代的な素晴らしい設備を持ったマリーナが完備されています。逆にそれだけにどの港も同じような感じで味気ないとも言えますが、日本のマリーナ事情からすると羨ましい限りです。
この数年の地中海クルージングで気がついた“地中海で絶対に見なかったもの!”
① ヨットに乗る東洋人 ② 我々のような男性だけのヨット ③ 海のゴミ(浮遊物)
特に感心するのは、海上やどこの港内にも全くゴミ(浮遊物)が無い!ホントにゼロ!
これは数千年に亘る歴史の中での海に対する考え方・文化・教育の賜物だと思います。翻って今の日本の海を見ると恥ずかしい思いがします。反省!
毎年の海外クルージング中に何年か前からメンバーの間で、海外もいいけどノンビリと日本の素晴らしい海や港町へも行きたい!との夢を語っていました。遂に今年その夢を実現することが出来ました。吉川君(72)が中心になってDonbra号(ババリア30)を購入。
台風11号の影響で一部予定変更を余儀なくされましたが、7月末からほぼ1ヶ月かけて油壺から瀬戸内海を経て九州大分港に辿り着きました。その間吉川君は乗りっぱなしでしたが、それ以外の人達は世代を超えた延べ20人くらいのKCCのOBです。
正に駅伝のタスキのごとく港・港で交代をしながら紀伊半島・瀬戸内海の海と町を楽しみながら大分に辿り着いた訳です。
今後Donbra号は大分港を活動拠点として瀬戸内海や五島列島へのクルージングを予定しています。
このように海外クルージングと瀬戸内海・九州のクルージングという夢のようなヨットライフを楽しむことが出来るのは、KCCで身につけたヨットの知識・経験・技術ということもありますが、一番は世代も超えたKCCの素晴らしい仲間たちとの絆です。
KCCバンザイ!
来年は第一部の海外クルージング(10回記念)は6月にイタリアのサルディニア島、第二部の国内クルージングは梅雨の終わった7・8月に瀬戸内海と九州のクルージングを予定しています。
一部でも二部でも関心のある方はご連絡をください。
1970年卒 伊藤 英二 記