KCCフェスティバル2014
2014年7月5日(土) 、今年もKCCフェスティバルが開催されました。
KCCカップ2014
レースイベント「KCCカップ2014」では、10艇の参加艇を集め、「小網代湾口スタート⇒小網代沖赤白ブイ回航⇒三崎港釜根ブイ回航⇒小網代沖赤白ブイ回航⇒小網代湾口フィニッシュ(約5マイル)」の定番のレースコースで行いました。
今回の初参加の艇としましては、関東水域を代表するレース艇「CENTURY FAST GP(蛯名久美艇長/油壷)」、KCC80年卒飯田OBのご紹介で参加が実現した「Arc En Ciel(二松工艇長/油壷)」、日大桜工OB艇「八丈Ⅵ(林正明艇長/小網代)」、外洋学連所属日大理工系ヨット部が整備中の桜工に替えて出場した「FUGA(小林完伍艇長/油壷)」、本格的に活動を再開した外洋学連所属千葉大ヨット部クルーザー班所有艇「くろしおⅣ(横畠ひろむ艇長/小網代)」の5艇でした。いずれの艇もKCCOB所有艇ではないものの、KCC関係者のお声掛けにより参加が実現いたしました。
北の風10knt波0.5mの曇り空の中、定刻通り午前11時30分のスタート信号によりレースは開始されました。スタート海面の鬩ぎ合いが白熱する余りスタートラインから弾き出される艇やリコール艇も生まれる等、草レースを超えた真剣勝負となりました。
そして、スタート時点からフィニッシュまでレース艇の本領を発揮しラインオーナーとして独走した「CENTURY FAST GP」が着順及び修正後順位も第1位となり、KCCカップ2014優勝艇に輝きました。続いて、SYC湘南レースにて2年連続年間優勝の実力艇で、KCCカップでも常に優勝争いを行う「SHARK X(関根照久艇長/シーボニア)」が着順及び修正後順位共に第2位となり、僅差の準優勝となりました。
そして、過去KCCカップ優勝艇でクルージングボートでありながらレース技術も高い「サーファス(岩田裕士艇長/油壷京急)」が着順4位及び修正後第3位となり、KCCOB艇では第1位となりました。一方、KCC現役艇ネオパトスは、セールメーカーでありKCC02卒大澤OBの乗艇効果があってか、現役部員数5名中4名が新入生であるにも関わらず、着順3位及び修正後第4位と大健闘しました。その他の成績は、添付の「KCCカップ2014成績表」をご覧ください。
KCCフェスティバル・パーティー&レース表彰式
レースイベントに続いて、KCCカップ2014表彰式を兼ねたパーティーが昨年と同様に「AOra」にて盛大に開催されました。レース参加者に加えて、運営協力者、その他ゲストを招き、約60名の方にご参加頂きました。
兼藤KCCOB会長のご挨拶、関根SHARK-Xオーナー兼艇長に乾杯の音頭を頂き、懇親パーティーが開始されました。
KCCカップ2014成績表 |
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艇名 |
艇種 |
艇長 |
ホームポート |
レーティング |
ボーナスポイント |
着順 |
成績 |
CENTURY FAST GP |
N/M GP33 |
蝦名 久美 |
油壺ヨットハーバー |
1.122 |
0% |
1 |
1 |
SHARK X |
Vite 31 |
関根 照久 |
シーボ二ア |
1.037 |
-1% |
2 |
2 |
サーファス |
Beneteau Oceanis 350 |
岩田 裕士 |
京急マリーナ |
0.912 |
-5% |
4 |
3 |
NeoPathos |
Cyebell 325 |
檜森 拓実 |
諸磯 |
1.000 |
0% |
3 |
4 |
Pacific Boys |
Dufour32 |
島 信一 |
油壺ヨットハーバー |
0.897 |
-2% |
7 |
5 |
FUGA(桜工) |
Beneteau First 300 Spirit |
小林 完伍 |
油壺ヨットハーバー |
0.969 |
0% |
5 |
6 |
Arc En Ciel |
Beneteau Oceanis 321 |
二松 工 |
油壺ヨットハーバー |
0.909 |
-6% |
8 |
7 |
八丈Ⅵ |
Feeling1090 |
林 正明 |
小網代 |
1.004 |
-3% |
6 |
8 |
Hacher |
Island Paket 32 |
馬渡 健治 |
小網代 |
0.868 |
-5% |
9 |
9 |
くろしお |
SWING34 |
横畠 ひろむ |
小網代 |
1.027 |
-1% |
DNF |
10
|
歓談の後、レース委員会より、映像を用いた参加艇紹介とKCCカップ2014の成績が発表されました。
Hacher八丈VI Arc En CielFUGA(桜工)
今回は関係者皆さまのご協力により、優勝艇に贈呈される記念ラットに加え、アルコール類・ソフトドリンク等の飲料、豪華客船のお食事券、艇のメンテナンス備品等充実した景品を用意させて頂くことができました。その結果、全参加艇に景品を贈呈することができ、お喜びを頂くことができました。
Pacific Boys Neo Pathos サーファスSHARK XCENTURY FAST GP
その他、KCC現役による新入部員紹介、参加艇艇長からのご挨拶及びクルーのご紹介、フランス世界選手権に出場が決定した明治学院大学体育会ヨット部OB会からのご挨拶、馬渡元OB会長からの中締めの挨拶、最後は檜森KCC現役主将の音頭による「若き血」斉唱等、盛り沢山の内容で大盛況ままKCCフェスティバル2014を終えることができました。
今年のKCCフェスティバル2014では、昨年以上にKCC現役・OB関係以外のご参加を増やすことができました。特に外洋学連の現役艇及びそのOB艇の皆さまのご参加が増え、会の最後には、OB・現役共に学連のパワーを結集してこれからの日本のヨット界を変えていこう!という心強い声さえ上がりました。
至らぬ点も多々ありましたが、老若男女問わず世代を超えて楽しめるイベントになったのであれば幸いです。
ご参加くださった皆様に、改めまして、心からの感謝を申し上げます。
より一層、海やヨットを愛する全ての皆様のために開かれた楽しいイベントにしていきますので、今後ともKCCフェスティバルをよろしくお願い申し上げます。
KCCフェスティバル2014実行委員長
虫賀