KCCフェスティバル2015レポート
今回は5月17日(日)に開催されました「KCCフェスティバル2015」をレポートします。
絶好のヨットレース日和となりました
天気は晴・気温は22℃・北東の風5~6m/sと絶好のヨット日和の中行われましたヨットレース「KCCカップ2015」の模様から振り返ってみたいと思います。主にKCC会員の親睦を図るために毎年5月~7月に開催されています「KCCカップ」。年々KCCOB所有艇以外の参加艇が増え、今年は参加艇15艇中7艇のKCC外部艇にご参加頂きました。
スタート時刻が近づき、慌ただしくなる運営チーム
レースコースは、「小網代湾口スタート→赤白ブイ→釜根ブイ→赤白ブイ→小網代湾口フィニッシュ」の約6マイルの定番コースでした。スタート予定時刻10時30分に遅刻する艇はなく、定刻通りのスタートとなりました。北から南に延びるタートラインに対し、風は北東から吹いていましたので、リーチングスタートとなりました。レース経験豊かな艇は、クローズホールドで本部艇を目指しスタートラインを横切ると同時にスピンアップといった動作となりました。草レースとはいえ、レースはレース。スタート時には様々な艇から怒号が飛び交っておりました。
スタート直後の「LEATICIAⅢ」
画になる木造船「KAY SEVEN」
そして、赤白ブイをジャイブで回航し、そこから173°の角度にある三崎港沖にある釜根ブイを目指します。最短距離で順位を上げたいところではありますが、無理は禁物。大網や浅瀬等の障害物が数多く現れます。今年もKCCカップ参加艇は草レースとしての本分を忘れず、安全第一で楽しんで頂けたようです。
シングルハンドで出場「八丈Ⅵ」
2年連続出場の「FUGA」
僅か6マイル所要時間1時間ほどのレースコースのはずが、艇種・技量・姿勢の違いなのか、ファーストホーム艇とラストホーム艇の時間差はなんと35分。ですが、KCCオリジナルレーティング方式と最大10%のボーナスポイント方式採用のため、成績は計算結果が出るまでは分かりません。
フィニッシュ直前のデットヒート
KCCカップレースフィニッシュ後、慌てて入港&艇のあとかたつけを済まし、パーティー会場である「油壺会館AOra」に向かいます。そして、14時30分、参加総数約80名のパーティーが盛大に開催されました。KCC現役学生に加え、創部50周年を迎えた日大理工系ヨット部現役部員(所有艇「桜工」にてKCCカップ出場)、昨年度フランス遠征を果たした明治学院大学ヨット部現役部員(パーティーのみ参加)といった20歳前後の若手ヨットマン&ウーマンから、平均年齢70歳を超えるOB艇チームまで、老若男女(国籍も)問わずお集まりいただきました。「ごはん亭茶屋」さんのコスパの良いケイタリングサービスと、メルシャンさんからのお取り寄せワインで、賑やかな歓談を楽しみました。
平均年齢20歳の日大現役「桜工」
平均年齢73歳のKCCOB「Hacher」
KCC現役部員紹介(今年は2名)を行った後、KCCカップ2015の成績発表が全参加艇紹介を兼ねて行われました。最終順位は下記の通りとなりました。
第15位は、日大理工系ヨット部OB山下艇長の「LEATICIAⅢ」。
第14位は、KCC81年卒二見OB所有艇の「そよかぜ」。
第13位は、日大理工系ヨット部現役艇「桜工」。
第12位は、KCC68~70年卒共同所有艇「鬼っ子丸」。
第11位は、平均年齢73歳のKCC66~67年卒共同所有艇「Hacher」。
第10位は、2年連続出場の日大理工系ヨット部OB本間艇長の「FUGA」。
第9位は、シングルハンドでご参加の日大理工系ヨット部OB林艇長の「八丈Ⅵ」。
第8位は、新入部員2名が乗艇したKCC現役艇「NeoPathos」。
第7位は、KCC80年卒共同所有艇の「Pacific Boys」。
第6位は、KCC72年卒岩田OB所有艇の「サーファス」。
第5位は、KCC74年卒藤井艇長の「KAY SEVEN」。
第4位は、KCC72~78年卒共同所有艇の「BlueRibbon」。
第3位は、KCC69年卒中谷OB乗艇の「TACHYON」。
第2位は、KCCカップ2014優勝艇でKCC76年卒吉田艇長の「CENTURY FAST GP」。
第1位は、新田肇オーナー率いる外洋レース艇「TREKKEE」。
第3位はアリランレース2011優勝艇「TACHYON」
第2位はJAPAN CUP常連艇「Century Fast GP」
第1位は神戸横濱レース2013優勝艇「TREKKEE」
KCCカップ2015に初出場ながら見事ファーストホーム及び優勝に輝いたTREKKEEチームには、KCC記念カップ(ラット)と、Pacific Boys島OBより御寄付いただいたアメリカズカップフォトフレームが寄与されました。来年は、打倒TREKKEEチームに対抗しより強豪チームのご参加を期待します。
そして、参加者全員で記念撮影を行い、KCCフェスティバル2015は盛況な余韻を残して幕を閉じることになりました。
KCCフェスティバル2015記念撮影風景
最後に、ご参加頂きました参加艇の皆様とのイベント開催にご協力頂きました皆様のお蔭で無事にKCCフェスティバルを終えることができました。来年はもっと皆様に楽しんでいただけるようなイベントにできますように努力していきますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
KCCフェスティバル2015実行委員 虫賀
PhotoAlbumはこちらにあります→https://picasaweb.google.com/114747265143947216607/KCC2015?authuser=0&feat=directlink
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Reportはこちらでも確認できます→KCC2015_KCCフェスティバル2015レポート